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「四川リアリズムー30年を経てー」展

日中友好会館美術館
終了しました

アーティスト

張暁剛、羅中立
文革終結・改革開放以来、中国美術界を牽引してきた四川・西南地方の画家達。何故内陸部に住む彼らが一目置かれてきたのか―

1970年の終りから1980年初めにかけて、四川、重慶を中心とした西南地方で「傷痕美術(傷痕リアリズム)」、「郷土絵画」主義が出現し、中国美術の中心地、北京や上海をはじめ中国全土に一大センセーショナルを起こしました。それまで主流だった文革の美化表現に対し、文革時代の農村下放生活、経済高度成長期の農村の人々をありのままに描く表現は当時非常に斬新であり、また「生きることへの想い」、「素朴さ」を込めた情感溢れる描写は、人々に大きな感動と共感を与えました。以来、時代と共に表現を変えながらも、四川の絵画精神は 30年経った今も脈々と受け継がれています。

四川美術学院は、四川美術を盛り上げた著名画家の大部分を輩出しています。その多くは創作活動のかたわら、大学の教授・教員として後進の育成にも励んでいます。今回は、中国トップアーティスト 張暁剛(ジャン・シャオガン、現四川美術学院教授)、「郷土絵画」の祖、羅中立(ルオ・ジョンリー、現四川美術学院院長)ほか、この30年来活躍する画家と今後を担う若手有望画家が近年制作した作品を出展します。

「写実主義」という意味のほかに、「ありのままの現実を描写するリアルな視点」という意味を込めて今回の展覧会名となりました。三峡ダム開発、北京オリンピックと経済発展、四川大地震等を経験し、彼らの作品にまた新たな変化が見え始めています。歴史の1ページをリアルに映した四川美術の今にどうぞご注目下さい。

ギャラリートーク:
7月25日(土)15:00~
※来日した四川画家(予定)による解説を予定。

スケジュール

2009年7月25日(土)〜2009年8月19日(水)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
備考
開催時間 10:00-17:00、金曜日19:00まで開館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.jcfc.or.jp/event/sichuantokushu.html
会場日中友好会館美術館
https://jcfcmuseum.jp/
住所〒112-0004 東京都文京区後楽1-5-3
アクセス都営大江戸線飯田橋駅C3出口より徒歩1分、東京メトロ東西線・南北線・有楽町線・JR総武線飯田橋駅A1出口より徒歩7分、東京メトロ南北線・丸ノ内線後楽園駅1番出口より徒歩10分
電話番号03-3815-5085
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