千葉市美術館作家・川端康成( かわばたやすなり 1899-1972) は、「伊豆の踊子」「雪国」など、伝統的な美に根ざす叙情性豊かな名作を数多く残し、1968年に日本人初のノーベル文学賞を受賞した際の受賞講演では、良寛に触れて、その心の世界を発信しました。
画家・安田靫彦( やすだゆきひこ 1884-1978) は、優美な線描と典雅な色彩で、古代史への深い造詣に裏打ちされた歴史画を確立しました。また、その生涯は良寛に捧げられたといっても過言ではなく、良寛研究の第一人者でした。
昭和23年、安田靫彦が川端全集の表紙画を描いたことが契機となり、二人の交流は始まりました。二人の絆をより強固にしたのは古美術品が好きだったことです。美術品コレクターとして安田は大先輩、川端は名品を入手すると鎌倉から大磯まで持参し、至福の時を共有しました。古美術は二人を支え、日本の良きもの、美しきものの探求となって創作に生かされます。
本展は、川端康成と安田靫彦の創作の源泉となった美術品や、共に敬慕した良寛の遺墨( 安田旧蔵品と良寛記念館より出展)、安田靫彦の絵画など約250点を展観します。24年間に亘る二人の交流の中で共に感じ、憧れ、探求した日本美のありかをご覧いただければ幸いです。
記念講演会「川端康成・美と伝統」
4月19日(日)/14:00より/11階講堂にて/先着150名/聴講無料
講師: 川端香男里(財団法人川端康成記念會理事長)
映画上映会「壁画よみがえる"法隆寺金堂壁画再現の記録"」
4月26日(日)、5月3日(日・祝) /各日とも14:00〜、16:00〜の2回上映
11 階講堂にて/先着150名様/入場無料
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