「Drawings」展

西村画廊

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押江は昨年、大原美術館が実施する美術家滞在制作プログラム、「アーティストインレジデンス ARKO2008」に参加しました。洋画家児島虎次郎の旧アトリエ無為村荘におよそ3ヶ月間滞在し、倉敷の豊かな自然の中で制作をすすめました。外界との接触を最小限に保ち、一定期間山や木々と真摯に向き合うことで、押江の得意とする森や草花の瑞々しさや対象とそれを取り巻く空間とが一体となった臨場感などの表現に更なる磨きがかかることとなります。アトリエから出て、庭にある木の存在を感じながら実物を見て描くという事は、時間の移り変わりとともに変化する日差しや影などを相手に、今描いている目の前にあることだけを記録するということであり、そこでしかできない貴重な経験だったと作家は言います。

今回の展覧会では、油彩作品の完成度につながるワーク・イン・プログレスを見ることのできる山や木々を描いた新作ドローイング「こだま」、「シャワー」などの新作4点をはじめとし、2003年から2005年に文化庁芸術家在外研修でベルギー滞在中に描きためたヌードシリーズやヨウシュヤマゴボウをモチーフに、押江の作品を特徴づけるオイルパステルを用いて独自の観点から対象の形状や色彩を表現し注目を集めた当時の旧作も発表いたします。

また、繊細なタッチと巧みな色使いで個性を確立している曽谷朝絵は、透明感あふれる心地よさを感じさせる森が主題の「air」シリーズを展示いたします。バスタブを描いた油彩で非凡な才能が認知され、2007年に開催された当画廊での個展も好評を得た人気作家の新たな可能性を体感できるドローイング作品です。弾む様に自由にひかれた筆触は、森のなかでざわめく草花や木々を連想させ、鮮やかな色彩は森を実際のそれ以上に光に溢れ、明るく華やかな世界へと変貌させているかのようです。また、このシリーズ「air」は、大阪梅田のブリーゼタワーの壁画として1階から6階の吹き抜け部分に拡大印刷され、たくさんの人の目を楽しませています。

その他毎日芸術賞や、2008年度芸術選奨文部科学大臣賞を立て続けに受賞し第一線での活躍が目覚ましい舟越桂の新作、そして当画廊の本年2月の個展が好評を得た樋口佳絵による初めてのドローイング作品など、作家たちのひと味違った一面に出会うことのできる貴重な作品の数々にどうぞご期待下さい。

[画像: 小林孝亘]

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スケジュール

2009年04月07日 ~ 2009年05月09日

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