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「鍋島緞通 (なべしまだんつう)」展

銀座一穂堂サロン
終了しました
絨毯は、中央アジアからトルコ、中国などを経て、世界に伝わり、日本で国産の絨毯が作られたのは元禄年間(1688〜1704)ではないかと言われています。元禄時代、肥前国・佐賀の鍋島藩三代藩主綱茂公が、鮮やかな色文様を入れた木綿の敷物「花毛氈(もうせん)」の美しさと珍しさを愛し、藩内で生産を奨励、徳川将軍や大名などへの献上品とし、大変重宝されたと言われています。これが鍋島緞通のルーツです。

鍋島緞通の特徴は経、緯、織込糸のすべてが木綿、図案や色調は日本独特の華やかさ・やさしさと品格を持ち、高温多湿の日本の風土に合っています。木綿はその当時、鍋島藩が有明海の干拓事業を行って干拓地に生えたもの、その良質な木綿を材料に織られ、世界でも珍しい織物といわれる鍋島緞通。現在の材料は最高級スーピマ綿や和綿の手紡糸を使用、色は京都西陣の能装束の専門の染色職人に発注、織り手は佐賀城のお堀端の吉島家の工房で若い女性達が一目一目手で織り、畳一畳分は一ヶ月かかる伝統工芸品です。京都の旧家の座敷や表千家、裏千家の茶の湯の席に敷かれて、古く長く愛され、時と共に鍋島緞通は美しさが増しています。京舞・井上流の「事始め」に敷かれているのは有名です。

スケジュール

2009年5月22日(金)〜2009年5月31日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日
入場料無料
会場銀座一穂堂サロン
https://www.ippodogallerytokyo.com/ja/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座1-8-17 伊勢伊ビル 3F
アクセス東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅9番出口より徒歩1分、東京メトロ銀座線京橋駅2番出口より徒歩3分、都営浅草線宝町駅A4番出口より徒歩4分、東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅A13出口より徒歩4分
電話番号03-5159-0599
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