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冨田溪仙 展

茨城県近代美術館
終了しました

アーティスト

冨田溪仙
福岡県出身の冨田溪仙(1879-1936)は,画家を志して18歳頃に京都にのぼり,四条派に連なる都(つ)路(じ)華(か)香(こう)に師事しました。四条派の写生を学ぶ一方で,古今東西の文学や美術,宗教などに通じ,また江戸時代の博多の禅僧・仙崖(せんがい)やヨーロッパの新しい美術などの影響も受けながら,やがては自在な筆遣いによる大らかで斬新な画風を形作っていきます。

溪仙の回顧展は,関東では約30年ぶりの開催となります。本展では,初期から晩年までの代表作を網羅し,約120点により溪仙の画業とその多彩な個性の発露をご紹介します。また,溪仙と交流のあったフランスの詩人で駐日大使も務めたポール・クローデル(1868-1955)の依頼によって描かれ,現在はパリのジョルジュ・ポンピドゥー・センターに所蔵されている「神庫」がこのたび里帰りをするのも,大きなみどころのひとつです。どうぞこの機に,風雲児・冨田溪仙の自由奔放な絵画世界をお楽しみください。

関連イベントに関してはウェブサイト上でご確認ください。

[画像: 冨田溪仙 沖縄三題 大正5年(1916)絹本彩色・軸装 福岡市美術館蔵]

スケジュール

2009年8月8日(土)〜2009年9月23日(水)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館(12/29〜1/1)
入場料一般830円、高大生580円、小中生350円
会場茨城県近代美術館
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
住所〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
アクセスJR水戸駅南口より徒歩15分、JR水戸駅よりバス(払沢方面、または本郷方面行き)「文化センター入り口」下車徒歩5分
電話番号029-243-5111