牧神画廊現在最も注目されているアート集団のひとつ「輪派絵師団」のメンバーとしても活躍するD.H.ローゼン。グループ制作の経験も豊富な彼が、今回の展覧会で、また新たな創作コラボレーションの世界を探求しています。本展『Spawn』展でローゼンとコラボレーションするのは、東京を拠点に活躍する写真家、ライアン・ブラス。ブラスはローゼンの磁器彫刻作品『Spawn』からインスパイアされ、まったく独創的な写真作品を作り上げました。
“Spawn”(スポーン)という単語は、性的なイメージを連想させるかもしれません。しかしそれは、むしろ逆説的な意味で名付けられました。ローゼン氏は語っています。「粘土は最も原始的で、官能的な素材です。そこから生まれた今回の作品は、表面が滑らかで、くっきりとして、デジタル的なイメージに仕上がっているので、完成品からその素材や作業工程を想像するのは難しいでしょう。以前はずっとそれを『オタマジャクシ』と呼んできましたが、そう名付けることによって、作品をとても制限していたことに気がつきました。私がそれを何だと思って創るかだけではなく、むしろ作品を見た人がどう解釈し、反応するかがとても重要であって、時としてそちらの方が遥かに興味深くなり得るからです。今回ライアンの目を通して自分の作品を観ることが出来たのは、そういった意味でも大変貴重な経験となりました。」
ローゼン氏のコラボレーションは、ここで終わる訳ではありません。彼の所属する「輪派絵師団」のメンバーが、彼らのグラフィック・アートの才能を駆使しローゼンの作品のデザイン画を担当。限定版『Spawn』シリーズとして、展覧会デビューを果たします。更に6月4日に開かれるオープニングパーティーでのライブイベントでは、今やローゼンのトレードマークとなった“ろくろライブ・パフォーマンス”『ロックン・ろくろ』を披露します。さらに特別ゲストによるライブ音楽やダンスが展示に花を添え、このコラボレーションの世界を新たな高みへと引き上げることとなるでしょう。
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