文化学園服飾博物館三井家は、江戸時代には「越後屋」として、きものの制作と販売に深く関ってきました。そして、現代においても「三井」と「越後屋」の名は、「三越」として継承されています。
三井家旧蔵の江戸時代後期から明治時代にかけてのきものと下絵は、そのデザインにおいて、円山応挙を祖とする円山派の大きな影響を認めることができます。円山派の絵画理念である写生にもとづいた形体表現や、三次元的空間表現がデザインの随所に見られます。そして、これらのデザインは、刺繍や絞り染、摺箔などの贅沢な染織技法によって表現され、服飾史においては裕福な町人階級の特別なきものとして位置づけられています。
本展では、当館所蔵のきものと下絵、亀居山大乗寺(応挙寺)所蔵の下絵、合わせて70余点を紹介します。大呉服商として流行をリードする立場にあった三井家ならではのきものや下絵のデザインと、それらを見事に表現した染織の技をご堪能ください。
ギャラリートーク/10月31日(土)、11月28日(土)各回13:30〜(先着30名)
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