秋永邦洋 「黒の立体陶・植物紋のかたち」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 秋永邦洋 「黒の立体陶・植物紋のかたち」

このイベントは終了しました。

門扉や柵、照明器具など、建築のディティールに使われるアイアンワークの、鈍色に光る植物文を抽象化した黒く柔らかなシルエットが、建築に調和のとれた官能的な表情を与えます。秋永邦洋(Akinaga Kunihiro)さんは、このアイアンワークのような印象を持つ作品を黒い陶で構成し、家具や紋章や武具を思わせるオブジェをつくります。1点の大きさは100〜200cm。硬質さと繊細さが同居し、漲る力を静かに湛えている、作品です。

作品タイトルは「growth」で植物の育つ様を表します。生命力をもった葉脈のかたちが様々にデフォルメされ、有機的なフォルムをなします。植物の柔らかさを感じさせながらも、アウトラインのエッジが立ち、先端がアールを描きながら鋭く尖っているなど、強く攻撃的なイメージもあります。かたちが複雑に重なり合って床に組み上げられていく作品からは、近未来の装具のようなダイナミックな躍動感が感じられます。

秋永邦洋さんはプロダクトデザイン志向で、森正洋や柳宗理に憧れて美術大学で陶芸を学びました。その出発には、幼少時から実家の旋盤工場で金属加工に親しみながら育ったことも影響しています。金属の魅力と旋盤の高度な技術を目の当たりにしてきた事は、陶芸の制作にも大きな力になっていると話します。

冷たく硬質なはずの金属も、秋永さんには土のように自由自在に姿を変えることのできる柔らかな存在でした。その金属の柔らかさと鋭さ、そして陶の暖かな重さを併せ持った作品が制作されます。陶芸を初めて10年となり、公募展での受賞や様々な出会いを経て、ますます秋永さんらしい作品となりつつあります。

今展では迫力ある新作、4点を展示します。

アーティスト・トーク  2009年3月6日(金) 18:30〜19:00

メディア

スケジュール

2009年03月06日 ~ 2009年04月02日

アーティスト

秋永邦洋

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use