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「肖像の100年: ルノワール、モディリアーニ、ピカソ」展

ポーラ美術館
終了しました
肖像は、古代より絵画・彫刻に表現されてきた伝統ある主題です。時の権力者たちは、力を誇示するために自らの肖像を記念碑的な彫刻やコインのデザインで示しました。墓碑彫刻では、故人を忘れないために生前の姿が表わされました。その後も、王侯貴族や上流階級の人々の肖像画が数多く制作されてきました。

19世紀にも肖像は描かれています。それらの多くは、上・中流階級の人々をモデルとし、そのステータスを表わすものでしたが、ピエール・オーギュスト・ルノワールら印象派の画家たちにとって、同時代の人々を描くということは、芸術の同時代性を強調することでもありました。また、人間の姿をありのままに写し出す肖像写真の登場は、人間の内面の表現や多様な人物表現へと肖像を向かわせました。アメデオ・モディリアーニなどエコール・ド・パリの画家たちは、親しい人々をモデルとして選び、内面を探りつつ独自の様式で描いています。20世紀絵画の巨匠、パブロ・ピカソは、肖像を絵画の造形的な実験のモティーフとして多様な作品を制作しました。

本展覧会では、当館収蔵のルノワール、モディリアーニ、ピカソなどによる肖像画と、国内美術館所蔵の肖像写真やアカデミスムの画家たちの肖像画などによって、19-20世紀の西洋の画家たちが人間とどのように向き合い、その姿を描いてきたのかを探ります。

スケジュール

2009年3月14日(土)〜2009年9月6日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
入場料一般 1800円、65歳以上 1600円、大学生・高校生 1300円、中学生以下 無料、障害者手帳提示と付き添い1名 1000円
展覧会URLhttp://www.polamuseum.or.jp/exhibition/01_01.html
会場ポーラ美術館
http://www.polamuseum.or.jp/
住所〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
アクセス小田急線箱根湯本駅東口より箱根登山バス(桃源台線・ポーラ美術館行)40分「ポーラ美術館下車」、JR小田原駅東口より箱根登山バス(桃源台線・ポーラ美術館行)1時間「ポーラ美術館前」下車、箱根登山鉄道強羅駅より施設廻りバス(温生花園行き)「ポーラ美術館前」下車
電話番号0460-84-2111
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