海沼武史 「カインド・オブ・ブルー」

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海沼武史。1962年東京都に生まれ、24才の時に写真家・中本佳材氏に師事した後1996年に渡米。 8年間のニューヨーク暮らしの中で現代美術を肌で感じる環境に身を置き、自身の写真家としての立ち位置を確かめようとした。この頃の作品は、自然をモチーフにしてそれぞれにテーマが設定されたものが多くある。

「Kind of Blue」は、これまでに発表されたシリーズ作品の核となる写真作品が選び出されている。 失望や心痛の中で創作されたパブロ・ピカソの「青の時代」。和音の循環の中から奥深い音を紡ぎ出したマイルス・デイヴィスの名曲「ブルー・イン・グリーン」。そしてドストエフスキー最後の長編小説「カラマーゾフの兄弟」を今展のコンセプトメイクにしたいと海沼は言う。

しかし、これらから単にインスパイアされたという意味ではなくシンパシーとして共鳴するものを重ね合わせることで、氏自身の創作の原点、その輪郭を、海沼は浮かび上がらせようとした。キーワードの「Blue」は、自身の歴史を重ね合わせた色であり、創作の生みの苦しみを象徴した色だ。深い群青色と鉛色が溶けて色彩の深部に到達した暗黒のブルー。その言い尽くせぬ奥深い闇の中に、彼は一瞬の優美さを見つけ出し、それを永遠にとどめようとしたときに触れた一種特別な「色」に違いない。

メディア

スケジュール

2009年02月12日 ~ 2009年03月07日

アーティスト

海沼武史

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