「奇妙な風景」展

山本現代

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今回のグループ展は、わたくしどもと縁のある四人の作家―――立石大河亞/田中圭介/平川なつみ/松宮硝子―――が制作した、「奇妙な風景」のご紹介です。その奇妙さを見過ごされがちな日常のありふれた場所や人物、また奇妙な想像世界を収集したものです。

立石大河亞(たていし・たいがあ)は、60年代から活躍している巨匠で、すでに他界しておりますが、今なお瑞々しく感じる数々のペインティングや立体作品を数多く残しています。その作品はかねてより、様々なクリエイター及びアーティストに多大な影響を与えており、いまだ多くの新しいファンを獲得しています。

今回は未発表の小さなペインティングで、青緑色の不思議な風景を数点、ご紹介いたします。皆様がご存知の立石大河亞の大きな極彩色の作品とは趣が異なり、たいへん静かな面持ちの作品を集めました。
 
田中圭介(たなか・けいすけ)は、去年山本現代で個展をしたばかりの若手作家で、木彫を制作しています。巨大な彫刻から、建物を支える柱のような作品、またレリーフなど、古典的な木彫技術とその上にアクリルペイントで彩色を施す作品を制作する作家です。その彫刻は、自然の風景の一部を切り取ったような意匠ですが、よくみれば植林された均一な山や森であったり、小さな墓や観覧車、鳥居など、実は人工的な自然を、どこかユーモラスに彫り込んでいます。今回はすべて新作で、木彫にアクリルペイントを施した、様々な小さな風景を発表いたします。

松宮硝子(まつみや・しょうこ)は、山本現代の白金移転時のグループ展「ドリーム・オブ・ザ・スカル」でご紹介した、ガラスで作品を制作する作家です。作品は、触れればどちらも傷つくような非常に繊細なガラスのトゲで構成されており、冷たいのにどこか有機的なガラスのインスタレーションを主に発表しています。今回ご紹介するのは、美しい黴か粘菌、もしくは海洋生物のように、天井から床まで作品がそれぞれに手をのばし繋がっているようなインスタレーションになる予定です。

平川なつみ(ひらかわ・なつみ)もすべて新作で、素早いストロークで即興的に描いた、日本に散在する奇妙な風景や人々のペインティングです。平川なつみは「先が見えた」美大を中退した後、自宅で延々と制作を続けている作家で、その現実への眼差しは非常にクリティックで、わたしたちが普段見慣れた風景を奇妙なものにすり替えていきます。

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スケジュール

2009年08月22日 ~ 2009年09月12日

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