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「白樺派の愛した美術」展

宇都宮美術館
終了しました

アーティスト

ポール・セザンヌ、オーギュスト・ロダン、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、高村光太郎、岸田劉生、梅原龍三郎
武者小路実篤や志賀直哉らによって創刊された『白樺』は、個性の尊重を主張した文芸雑誌として知られています。しかし、『白樺』は文芸雑誌であるばかりではなく、毎号必ず海外の美術作品を写真図版で紹介し、芸術評論も掲載する美術雑誌でもありました。同人たちの熱い思いによって紹介されるゴッホやセザンヌやロダンは、その後の日本人の美術の嗜好にも絶大な影響をおよぼしました。さらに『白樺』は18回にわたる美術展覧会を主催し、美術の普及啓蒙につとめると同時に、美術館建設という壮大な夢さえ描きました。

また、個性の尊重を高らかにうたった『白樺』同人たちの主張は、若い芸術家から支持され、その思想は同時代の芸術思潮にも波及しました。同人でもあった有島生馬や『白樺』と密接なかかわりにあった高村光太郎など、その周辺には多くの若い芸術家が集まりました。岸田劉生や梅原龍三郎らは『白樺』によって育てられた画家といっても過言ではありません。

本展では、『白樺』が紹介したセザンヌやロダン、ロートレックやビアズリーなどの西洋の作家の作品や高村光太郎、岸田劉生、梅原龍三郎ら『白樺』に密接にかかわった日本人作家の作品に加えて、同人の書簡や原稿などを展示し、『白樺』を多面的に紹介します。

関連イベント詳細については、HPをご覧下さい。

[画像: 岸田劉生 「武者小路実篤像」 (1914) 東京都現代美術館]

スケジュール

2009年7月26日(日)〜2009年9月6日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
備考
金・土 19:00迄
入場料一般 800円、大高生 500円、中小生 300円
会場宇都宮美術館
http://u-moa.jp/
住所〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス(豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館行き)「宇都宮美術館」下車、JR宇都宮駅よりタクシー20分
電話番号028-643-0100
関連画像

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