中谷ミチコ「そこにあるイメージ」

森岡書店

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アーティスト

中谷ミチコ

近年目覚ましい活躍をみせているドイツ在住の彫刻家・中谷ミチコの、日本における一年ぶりの個展。
中谷は多摩美術大学彫刻科で彫刻を学んだのちドイツのドレスデンに渡り、立体と平面の関係性を深く追求してきました。渡独中にはデッサンにも専心し、そこからの展開として浮彫画も平行して制作し始め、ついに独自の表現を確立します。それが古典的な浮彫画とは真逆の様相を呈する、凹んだ人物像に着色してそこに樹脂を流し込むという手法による作品です。これらの、絵画のような佇まいの内に、主題が物質的な存在として封じ込められた、皮膚が逆転し人物を内面から覗き込むかのようなシリーズは今春に上野の森美術館で開催されますVOCA展においても高い評価を得、奨励賞を受賞しています。

本展は、そうした中谷の最新作を日本でご覧頂ける、貴重な機会となります。今秋に帰国し、日本にて本格的に活動を開始する注目の作家の、実り多き渡欧の成果をぜひご高覧ください。

スケジュール

2010年4月5日(月)〜2010年4月10日(土)