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「可能世界空間論─空間の表象の探索、のいくつか」展

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
終了しました

アーティスト

田中浩也、岩岡孝太郎、平本知樹、柄沢祐輔、松山剛士、舘知宏、エキソニモ
仮想空間技術によって、自然環境や社会構成をもシミュレート可能なものになっている現在、インターネット上に構築される 3D仮想空間であるメタバースとは、現実の世界とどのように違い、それゆえにどのようなことが構想されうる空間なのでしょうか。

ICC メタバース・プロジェクトは、そうしたメタバースをどのように活用することができるか、ということをテーマにした長期プロジェクトとして発足しました。アートからデザイン・エンジニアリング、建築空間としての仮想空間と身体との関係、コミュニケーション・プラットフォームとしての仮想空間、情報社会論といった観点からメタバースを捉え直すことで、それが内含する問題を研究会によって議論し、その実践として展覧会を行なう、といった一連の企画において、さまざまな方法を通じてメタバースの可能性を検証しようとするものです。

都市空間の変遷と社会構造が関連づけて論じられるように、これまで、わたしたちの空間認識の方法が変化するのに伴って、わたしたちの意識や世界観は変化してきました。モダニズム以降の中心のない均質空間の確立から、インターネット時代の離散的で非線形的な空間へ、といった空間概念の変化は、わたしたちの思考にどのように変化をおよぼしているのでしょうか。それは、インターネットという情報空間に形成されたアーキテクチャによって、現実社会の構造の変化が示唆される現在において、より顕著に表わされるものだといえるでしょう。

この特別展は、メタバース研究会での議論を基礎に、インターネット・アーキテクチャやコンピュテーションといった方法を用いて新たな空間認識を模索し、その関係性によって顕在化する可能世界を提示することを通じて、社会設計の実験や実践へも視野を拡げようとするものです。4組の参加作家がさまざまに取り組む「空間の表象の探索」をお楽しみください。

スケジュール

2010年1月16日(土)〜2010年2月28日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
備考
休館 2/14(保守点検日)
入場料一般・大学生500円、高校生以下無料
展覧会URLhttp://www.ntticc.or.jp/Press/2009/12/1224_01_j.html
会場NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
https://www.ntticc.or.jp/
住所〒163-1404 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 4F
アクセス京王新線初台駅東口より徒歩3分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩11分、都営大江戸線西新宿五丁目駅A2出口より徒歩12分
電話番号0120-144199