「見えるようにすること3」展

東中野徒歩一

終了しました

アーティスト

礒谷権太郎、横野健一

20世紀のスイス出身の画家、パウル・クレーは、「芸術は見えるものを再現するのではなく、眼に見えるようにすることだ」という言葉を残しました。このクレーの言葉にタイトルを得た展示「見えるようにすること」は、今回、礒谷権太郎氏と横野健一氏という気鋭の作家の２人展として開催します。彼ら２人に共通しているのは、既存の表現方法から逸脱し、幾つもの異なる行為を重ねていく、というところです。礒谷氏は身辺にあるものを素材にして、独自の造形行為を組み合わせ、それらを彫刻化します。横野氏は版木を「彫る」という行為に加えて、本来刷るための版木そのものを着色し、ペインティング化します。今回の展示では、このように新たな「見えるようにする」技法／行為を繰り出す彼らによって、新たな「世界の見え」が展開されます。これまで見えていなかったものが次々と形をとって目の前に現れてくることでしょう。

スケジュール

2010年9月18日(土)〜2010年9月26日(日)