ショウケース / メグミオギタギャラリー この度Showcaseでは、田中桂「私的固執傾向」を開催いたします。田中桂は1981年に生まれ、2007年に名古屋藝術大学大学院同時代表現研究を終了いたしました。主に女性をモチーフに、その人物が一瞬垣間見せる感情を鋭くとらえ、透明感と湿り気を合わせもつ作品を線とわずかな色彩で表現しています。その画面から漂う不安定で壊れてしまいそうなはかなさが、作品に生命を感じさせる体温を与えています。田中桂の描く静かな印象の女性像は、その美しい線の中から抑えられた感情や狂気が滲み出て、脳裏に深く焼き付きます。女性像は近代まで男性によって主に表面的な美しさが描かれてきました。しかし時代が進むにつれ、女性作家が主観的に自分達の感情を表現するようになり描かれる女性像も変化してきました。田中桂の描く作品もその表面の美しさ以上に内面に目をむけその僅かな感情を画面に再現することでより生々しい人間像にせまります。今展では同じ構図のポートレイト120枚120日分を一挙に展示します。田中桂は少しずつ髪の伸びてく姿から日々の心の状態や身体的な僅かな変化を追い、その作品と制作姿勢を通して少し粘着質な女性らしさを表現します。リアルな心象風景としての女性像を是非ご高覧下さい。
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