須田 一政「常景」
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銀座ニコンサロンにて
メディア: 写真
人の脳は見るものを無意識に取捨選択しているという。カメラを持って歩くということは、通常は捨てられているだろう光景を拾い集めようとすることだと作者は思う。
その拾い集めた断片に、幼年の頃を思い起こさせる風景もあれば、偶然が織りなす奇異な瞬間もある。面白いのは、どう考えても理由付けのできない、たとえばタイルの目地のごときモノが記憶に焼きついたりすることも少なくないという事実である。
たぶんこれは視覚のみならず、五感すべてにおいて言えることだろう。そしてそのセンサーは、人によって微妙に異なった働きをしているに違いない。その意味では、日常とは万人が共有しているようで、実は個々に断絶した世界を言うのかもしれない。
本展のタイトル「常景」は、日常の光景という意味の作者の造語である。作者は、一つの視線を一つの作品とすることで、変哲のない存在の深さを考察してみたいと思っている。カラー45点・モノクロ10点
スケジュール
2010年02月03日 ~ 2010年02月16日
アーティスト
MyTAB コミュニティー
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