小林耕平 + 西尾康之 + 杉浦慶太 「だれもいないまちで」

山本現代

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この展覧会では、小林耕平の「1-10-1」、西尾康之の「蟻塚、ジオラマ」、杉浦慶太の「惑星」の連作という人間の登場しないジオラマの世界や無人の町の風景をモチーフに据えている作品を一同に展示することで、『ひと』への問いを立ち上がらせることを試みます。

小林耕平の「1-10-1」は、人体はおろか人の気配までをも排除した白いジオラマの世界を撮影し、構成したモノクロ/無音の映像作品です。紙製のジオラマの街は住宅群、遊園地、倉庫、公園のような我々が日常の中で体験してきた光景のようでありながら、全く特定できない無表情で奇妙な「場所」に感じられ、滑るように白い幻影の世界を延々と捉えて進んでゆくこの作品は、一種の悪夢のように私たちの胸に迫ります。

三者の作品の中には、人間の姿はありません。しかし、人間でしか作り得ない構造物を前にすることで、“人間”そのものの存在感が逆説的に際立ってくる作品であるとも言えます。これらの作品に対峙した人間は丸ごと飲み込まれ、佇んでしまう、そんな緊迫感に満ち満ちています。だれもいないまちに取り残された我々は、その無音の世界の隙間から立ち上る、鳴り止まぬ耳鳴りに何を聞くのでしょうか。

メディア

スケジュール

2010年02月20日 ~ 2010年03月20日

オープニングパーティー 2010年02月20日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

小林耕平西尾康之杉浦慶太

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