日本の屏風から着想を得た、デ・アンダの新たな作品は、隅田川と、彼が育った場所にあるメキシコと米国の国境の川、リオ・グランデ川を比較しています。デ・アンダの屏風は、川のように、二つの空間を分割しています。その屏風には、切り抜かれた部分があり、鑑賞者が屏風を超え、その背後の空間をも一様に見渡すことを可能にしています。作品のタイトル「Hasta la Proxima…」(スペイン語で 「また会う日まで」の意味)」は、あの世へと旅立って行った愛する人々の帰りを迎える儀式である日本のお盆と、メキシコの死者の日を比較する調査結果でもあります。尚、作品は墨田会場の後、遊工房アートスペースでも一部展示されます。