リゼット・サヴァリア「天と地の間」

カナダ大使館高円宮記念ギャラリー

終了しました

アーティスト

リゼット・サヴァリア

カナダ大使館は、リゼット・サヴァリア制作の磁器を中心とするアート作品、約35点を紹介する展覧会を開催いたします。

40年にわたり精力的に創作活動をおこなっているリゼット・サヴァリアは、優れた芸術性を備えた磁器や絵画を生み出すために、たゆみない努力を重ねています。サヴァリアの作品は天、地、人の関係を追及するもので、これは日本の生け花に共通するテーマです。この3つの要素は、生態系、哲学、歴史、美の要素が盛り込まれている彼女の芸術表現の核になり、互いに補完し合いながら、彼女の作品に繊細さと優美さを与えています。また、光、空間、動きは、サヴァリアの作品にとって重要な意味を持ち、このことは磁器、紙粘土、ガラス、ブロンズなどの素材の選択にも反映されています。

あるときは訪れた場所や、住んでいるローレンシャンの田舎の広い空間からインスピレーションを得て、またあるときは自分自身の魂を探求する中で、サヴァリアは自らの作品の概念的・技術的限界を押し広げるよう努めています。このふたつは、彼女にとって核となる考えが明白になるように混じり合い、互いをより豊かにしているのです。

本展覧会では、1968年から2010年の間に制作された花器、ボウル、レリーフ、絵画など、サヴァリアの独創的で美しい作品をご紹介します。展示作品には、1995年に彼女が日本を訪れた時の経験をモチーフにしたものも含まれます。

[画像：「Entre ciel et terre #2」陶器とブロンズ　2010, 94 x 36 x 36 cm]

スケジュール

2010年11月25日(木)〜2011年1月13日(木)