ショウケース / メグミオギタギャラリー エジプトの首都カイロに生まれ、ソウル女子大美術学部を卒業したキム・シャン(金西然)は、韓国における個展やグループ展、また海外のアートフェア等で作品を発表してきました。この度Showcaseにて、日本における初個展「The butterfly effect」を開催いたします。
様々な文化背景の中で育ったキムは、幼少の頃から人の美しさに対する観察習慣が身に付き、特に人々の顔に興味を持ってきました。顔は先天的なものでありながら、その時代や育った環境によって全くことなる個性を映し出すものだとキムは考えます。しかし、現代では、メディアによって統制された「美」の形がもてはやされ、様々な方法で同じような顔が生み出されています。
キムはそういった既成のはかない美しさを求める代わりに、自分の理想美を女性の肖像画に託し、永遠の命を与えます。今展では身近な友達や親族をモデルに一人の女性像を描き、様々な色調の抽象的背景で同じ構図のポートレイトを約7点展示いたします。同じ顔を持つ女性でありながら、それぞれ個別の生年月日、名前や国籍が書かれたIDを所有し、様々な肌や髪の色、メイクによって、多様な時代や場所そして文化の投影として登場します。その様子はまさに、バタフライエフェクトのように、キムによって創作された美の連鎖反応として大きく波及していきます。
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