ジュン・ヤン 「忘却と記憶についての短い物語」
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シュウゴアーツにて
メディア: ビデオ・インスタレーション
シュウゴアーツではジュン・ヤンの日本での初個展 “忘却と記憶についての短い物語” を開催いたします。ジュン・ヤンは1975年中華人民共和国生まれ。1979年に家族とともにオーストリアへ移住。現在はウィーン、台北、横浜を拠点に活動しています。2005年ヴェネチア・ビエンナーレ、2006年リバプール・ビエンナーレ、そして2009年ソウルでの“プラットフォーム イン キムサ”などでも国際的に非常に高い評価を得ています。
今回の個展では映像作品「忘却と記憶についての短い物語」を中心に展示いたします。本作品は一人の男性が夜の台北市街を見つめながら“記憶の植えつけ(implanted memory)”について思いをめぐらせているところから始まります。“記憶の植えつけ”とは心理学において、実際とは違う記憶をあたかもその出来事があったかのように他人の記憶に植えつけることを意味します。他人から聞いた体験をあたかも自分が体験したと記憶してしまうこと、そして人はその記憶に能動的に細部を付け足すことによってより強固なものへと作り変えます。
中国大陸から人々が移住してきたそのときに、その島の歴史は4百年から5千年へと変わったと彼は語ります。個人の記憶は理想や願望によって補われ、やがて集団の記憶は都市の姿をも変えていきます。ジュン・ヤンが見せてくれるのは自分の体験から導きだした、個人と世界の関わりに新たな理解を見出すことなのです。本展では映像作品のほかにネオンを使用したインスタレーションなどを展示しております。
[画像:ジュン・ヤン「忘却と記憶についての短い物語」(2007)Super 16mm film on HDTV, Stereo, 20min.(still)]
スケジュール
2010年07月24日 ~ 2010年09月11日
夏季休廊 2010年8月15日(日)~2010年8月23日(月)
アーティスト
MyTAB コミュニティー
- 8人がこのイベントをオススメしています。: kico16, kwmr_class, taikiti (japan), yuming (Japan)と4人
コメント
An elegant, evocative, atmospheric film, which softly captures the sense of dislocation often felt as one wanders around unfamiliar cities, that lovely combination of intimacy and alienation.
Thought-provoking and visually beautiful, the cinematography reminded me in some ways of Christopher Doyle - long slow pans, emphasis on spaces in darkness, chiaroscuro.
The summary above makes it all sound rather academic and Chris Markerish, but it isn't. Rather it has heart and a sensitivity which left me hungry to discover more of what Yang has produced.
A simple neon work in a smaller room also evoked a gentle sense of contemplation with a heartfelt touch.
Absolutely recommended.
夜の街並を背景に、延々と続く独白。しかし、多くの独白から漂う、自己陶酔や甘ったるさは感じられない。映像にも台詞にも無駄がなく、凛とした雰囲気を持ちながらも、なぜか共感を誘う—不思議な作品であった。

