終了した展覧会・イベントです

多和圭三 「鉄を叩く」

足利市立美術館
終了しました

アーティスト

多和圭三
多和圭三(1952- )はひたすら鉄の塊を叩くことにより作品を制作しています。それは従来の「刻む」「彫る」「形づくる」という彫刻の一般的な技法と一線を画すものです。叩かれることにより鉄塊の表面は波立ち、あるものは静謐なたたずまいを、あるものは激しくざわめきます。多和は、何の目的も持たぬ鉄そのものの本質を顕わにすべくつとめ、その結果、身近であったはずの鉄が未だかつて見せたことのない豊かな表情を現しました。多和により鉄はもはや鉄ではない有機的な「もの」に変化していきます。それは作者が素材との対話を深め、周囲と共鳴した証しでもあります。まさに、それは鉄に「命」が宿った瞬間なのです。
 
初の回顧展となる今回の展覧会では、叩く以前の初期作品から最新作まで30余年にわたる活動の軌跡をたどります。多和によってはじめて成し遂げられ、切り開かれた〝鉄と人との共通の場〟を実感できることでしょう(展覧会チラシより)。

スケジュール

2010年6月26日(土)〜2010年8月22日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 600円、大学・高校生 400円、中学生以下 無料
会場足利市立美術館
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
住所〒326-0814 栃木県足利市通2-14-7
アクセス東武伊勢崎線足利市駅北口より徒歩8分、JR両毛線足利駅南口より徒歩10分
電話番号0284-43-3133
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します