GALLERY SPEAK FOR細やかな描線に、カラフルで粋なペインティングを駆使して描かれるハラアツシ氏のイラストレーションは、広告や書籍、雑誌に数多く登場しているものの、強烈な自我は発信していません。「いつの時代にも通用する、普遍性のあるイラストレーションを心がけて描いてきた」というハラ氏。あえて欧米の50'sを思わせるオーソドックスかつ知的な話法を守ったスタンスは、絵の語り部のようであり、風景や人、動物など、どれをとっても、今の私たちのリアリティが遠目の優しい視点で捕捉し直された世界観です。
彼の絵は、いわば「心地よい無私、無国籍」の感覚で覆われているとも言えるでしょう。それが実際、現代の商業広告界にとって得がたい魅力であることは、食品や流通、教育界などジャンルを問わない、内外クライアントからのオファーの厚みで証明されています。
本展は、彼がイラストレーションの仕事で身を立てるようになって約10年間の中で初めての個展となるものです。「絵で、ささやかな幸せを感じてもらえたら」という願いを込めたというそのタイトルは、イラストの仕事をする中で、常に肝に銘じてきた言葉だといいます。作品や仕事を問わず、過去の絵の中から自らの創作の軌跡を紹介しつつ、飾って楽しんでもらえる絵柄を厳選。約35点のキャンバスプリントパネルを展示販売する他、絵本や書籍、ポストカードやミニ版画なども販売します。
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