工藤麻紀子 展

小山登美夫ギャラリー

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工藤麻紀子の絵画に描かれるのは、「毎日通っているのに急に光って見える」風景だと作家は言います。現実では別々に認識している様々な場面が夢の中でダイナミックに結びつき、やがて目覚めたときに、細かなことは思い出せなくてもそのときの自分の感情だけが強く胸に残っている、工藤の絵画を前にするとそのような感覚を覚えます。プリミティヴな筆致とはうらはらに計算された正確な構図は、鮮やかな色彩とあいまって、カオティックな躍動感を生み出しています。女の子や小さな動物たちは風景の中に取り込まれ、繁茂する植物や箱庭のような建物と渾然一体となって、断片的な感情と結びついていきます。

キュレーターであり批評家のデヴィッド・ペーゲルは、ロサンゼルス・タイムズのレビュー記事で、モネの睡蓮やルソーの夢幻的リアリズム、マティスのフォーヴィズムなどに言及しながら、「彼女の胸を打つ作品は、アニメ世代の鞭打ち症的な絵画表現にとって、親密でありながら内省をもたらすものだろう。自分の本当のふるさとだとはどうしても思えないような場所から逃れることができない、というパラドックスが、工藤の卓越した主題である」と評しました。

メディア

スケジュール

2011年06月11日 ~ 2011年07月16日

アーティスト

工藤麻紀子

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