Bunkamura ザ・ミュージアムアーティスト
加藤康二郎、平田あすか、廣瀬遥果、福田真規、武藤亜希子、吉澤知美
溢れる情報と手段の中で、何を留め、昇華するのか。今、若い世代のアーティストたちが抱える現実と幻想は、様々な色と形を持ち空間をも超え、観る者に訴えかけます。時にそれは、私たちが見落とし、目をつむってきた瞬間の光景なのかもしれません。本展では、そんな儚くも鮮やかな世界を描き出す、6名の若きアーティストたちを紹介します。
彼らが描き出すのは、どこか夢心地で暖かい光。なぜか懐かしく寂しげな佇まい。それは想像の中の幻影なのか、記憶の中の残像なのか、曖昧な光景を彷徨い辿り着く、"ここではないどこか"。それらが象徴化される時、それは知らぬ間に歪曲し、思いのままに理想化され、時間も言葉さえも届かない空間として存在意義を持ち始めます。彼らの中に潜み、生み出された様々な場面たちは、彼ら自身の手によって形をも自由自在に、そして鮮やかな色を持ち、時にその色を失います。いつかの記憶が蘇る様な、秘めた想いが悟られる様な、そんな淡い感覚を彼らの作品世界と共有できた時、誰の中にもある"ここではないどこか"が広がりはじめます。
Bunkamura Galleryにて
[画像:吉澤知美「connection」 2009, 油彩、キャンバス, 91 x 91cm]
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