「第10回ラール・ヴェリテリトグラフ展」

終了しました

この度、ラール・ヴェリテリトグラフィ研究所は、設立以来約13年間の集大成として、六本木のアクシスギャラリーにて、「ラール・ヴェリテリトグラフ展─ 第10回展」を開催いたします。

ラール・ヴェリテリトグラフィ研究所は、石橋泰敏が1998年9月に東京都国立市において設立したリトグラフの研究所です。とかく難しいとされるリトグラフの技法を論理的に組み立て、そのメソッドを伝達することにより、作家のより自由な表現の可能性を広げることを目的とした工房です。最近では、本来のリトグラフから逸脱した技法なども多く見られるのが現実です。しかし当研究所は、あくまで本来のリトグラフの魅力を伝えることを第一義として活動しております。

石橋泰敏は、米国タマリンド研究所公認マスタープリンターであり、ジャスパー・ジョーンズやデビッド・ホックニーなどの作品を数多く手がけたロサンゼルスのジェミナイ版画工房を経て、サム・フランシス、池田満寿夫、吉原英雄などの国内外の美術家のリトグラフ作品の刷り師として、その制作に携わってまいりました。現在、当研究所ではアーティストやデザイナー、イラストレーターなど様々な分野で活躍する27名の作家が、日々個性的な作品を制作しております。

本展におきましては、所属作家の版画作品の展示だけではなく、あまり知られていないその技法や、歴史などについてもわかりやすくご紹介する予定です。また、これに併せて、石橋泰敏とリトプレスメーカーで共同開発した卓上リトプレス「リトっ子」を使用したリトグラフ体験講座も開催いたします。作品鑑賞にとどまらず、よりリトグラフを理解していただく一助になればと願っております。

スケジュール

2011年7月28日(木)〜2011年8月1日(月)