女子美ガレリア二ケアーティスト
北澤憲昭、足立元、暮沢剛巳、福住廉、飯山由貴
美術史家、美術評論家・北澤憲昭(女子美術大学芸術学部美術学科芸術表象専攻教授)と、気鋭の日本美術史研究者・足立元による企画展。70年代に一般化した”インスタレーション”は、それまでの美術史研究に1つの限界をもたらした。従来の美術史は作家が遺した作品について研究・記述するものであったが、場所や空間全体を作品として体験させる一時的で場所固有なインスタレーションはモノのかたちでは遺らないからだ。本展は非公開で行われる飯山由貴のインスタレーションの残片と、4人の美術評論家・美術史家(北澤憲昭、足立元、暮沢剛巳、福住廉)による文書、写真、動画などの諸記録、及び関連する情報メディアにより構成される。発表されなかったインスタレーションの作家本人以外の者の手による記録のみを公開する、はたしてそのインスタレーション作品は本当に”不在”なのだろうか?美術史研究について捉えなおす契機をもたらすこと、さらには「作品」記録や研究と相関的に成り立つものであることを示す企てである。
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