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世界遺産ヴェネツィア展

江戸東京博物館
終了しました

アーティスト

ヨーゼフ・ハインツ・イル・ジョーヴァネ、ジェンティーレ・ベッリーニ、ヴィットーレ・カルパッチョ
ヴェネツィア共和国はその誕生から約1000年で、建国・絶頂・終焉までの歴史を辿った数奇な運命の都市といえるでしょう。697年に共和国総督(ドージェ)が初選出されて以来、「自由と独立」を貫き、強大な海軍力と交易による富を背景とした水の都は、その美しさから「アドリア海の女王」とたたえられました。そして16世紀ルネサンス期には、今までの富の蓄積の上に文化が燗熟期を迎え、ヨーロッパ中の芸術家のみならず、富裕階級が訪れる観光と歓楽の街となりました。しかし、1797年にナポレオンの侵略により終焉に至ります。

現在でも、かつての栄光の軌跡はサン・マルコ広場やドゥカーレ宮殿など街の至る所に受け継がれています。歴史的な街並みが数多く現存していることは奇跡と言っても過言ではないでしょう。1987年に世界文化遺産に登録された ヴェネツィアは、ますます世界中の人々を魅了し続け、年間2000万人もの観光客が訪れます。

本展では、輝くような色彩と光のニュアンス、そして雅やかな詩情を重視するヴェネツィア派のベッリーニ、カルパッチョ、ティントレット、ティエポロなどの絵画をはじめ、ゴンドラ、ガレー船にイメージされる、ヴェネツィア共和国に富をもたらした「海」、選挙で選出された総督や共和制について、また華麗なる貴族の暮らしなどを余すところなく紹介いたします。約140点に及ぶ作品を通して、ヴェネツィアという都市がいかに文化的な成熟度が高く、栄耀(えいよう)栄華を誇っていたのかを検証いたします。本展を通して、知られざるヴェネツィアの新たな魅力を再発見していただけることでしょう。

スケジュール

2011年9月23日(金)〜2011年12月11日(日)

開館情報

時間
9:3017:30
土曜日は19:30まで
休館日
月曜日
月曜日祝日の場合は開館し翌日火曜日休館
両国国技館で大相撲本場所開催中は開館
年末年始休館
入場料一般 1400円、大学生・専門学校生 1120円、65歳以上の方・高校生・中学生 700円
会場江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
住所〒130-0015 東京都墨田区横網1−4−1
アクセスJR総武線両国駅西口より徒歩3分、都営大江戸線両国駅A3・A4出口より徒歩1分
電話番号03-3626-9974
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