終了した展覧会・イベントです

「東海道五十三次 − 広重から現代作家まで」展

ベルナール・ビュフェ美術館
終了しました

アーティスト

歌川広重、棟方志功、水木しげる、奈良美智
江戸時代後期に活躍した浮世絵師歌川広重(1797-1858)は自然と旅を愛し、日本の豊かな風土と人々の人情味あふれる姿を木版画によって表しました。なかでも保永堂版『東海道五拾三次』(木版画55点)は、当時の旅行ブームを背景に人気を博し、広重の出世作となりました。四季折々の活気ある宿場町や詩情漂う街道の風景は170余年の歳月を越えて私たち現代人に江戸の旅情を届けてくれます。『東海道五拾三次』は後世の文化や芸術の指針となり、数多くの画家が移りゆく街道の風景を筆に託してきました。

1963年、木版画家棟方志功(1903-75)は自身の足で東海道を取材し、暮らしの風情や文化を‘板画’によって織り成しました。すべてを自刻自刷した『東海道棟方板画』(木版画62点)からは、広重を尊敬しつつも、独自の表現を極めようとする志功の息づかいが伝わってきます。

さらに広重の構図をベースに独自の世界観を展開した水木しげる(1922-)の『妖怪道五十三次』(木版画8点)は江戸時代から存在したかのような錯覚を見る者に与えることでしょう。このほか、現代作家の奈良美智(1959-)の『in the floating world』(reworked woodcut、Fuji xerox copy, 16点)を展示します。

ギャラリートークやワークショップなど関連イベント開催予定。詳細はウェブサイトにて。

[画像: 歌川広重「原」1833年]

スケジュール

2011年4月24日(日)〜2011年8月30日(火)

開館情報

時間
10:00〜17:00(3月~10月)
10:00〜16:30(11月~2月)
休館日
水曜日、木曜日
祝日の場合は開館し翌金曜日休館
入場料一般 1000円、 大学生・高校生 500円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.buffet-museum.jp/kikaku/toukaido.html
会場ベルナール・ビュフェ美術館
https://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/
住所〒411-0931 静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘515-57
アクセスJR東海道線三島駅北口より無料シャトルバスで25分
電話番号055-986-1300
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します