TOKYO ART BEAT
ホーム
展覧会・イベント
展覧会トップ
すべて
現在地で探す
人気の展覧会
エリアで探す
ジャンルで探す
条件で探す
タグで探す
美術館・ギャラリー
すべて
現在地で探す
人気の会場
エリアで探す
カテゴリーで探す
条件で探す
ニュース・記事
記事トップ
注目の記事
新着記事
ニュース
フォトレポート
インタビュー
インサイト
シリーズ
レビュー
TABからのお知らせ
ログイン
ブックマーク
行った
フォロー中
アカウント管理
日本語
English
…
展覧会情報の掲載
広告の掲載
ホーム
/
展覧会・イベント
/
「αM2011プロジェクト成層圏Vol.7 林加奈子」展
終了した展覧会・イベントです
「αM2011プロジェクト成層圏Vol.7 林加奈子」展
gallery αM
フォローする
○
ブックマーク
4
○
行った
2
終了しました
SHARE
アーティスト
林加奈子
サラエボの街中、内戦の傷跡と思しき壁や道の亀裂に、少女がはまり込んでまどろんでいる。行き交う住民がぎょっとして振り向く。なぜこんなところに女の子が居るのかと。日常の風景に突如として挿入された身体は、この亀裂の原因にほかならない過去の悲劇にじっと耳を傾けているようだ。それとも、やがては綺麗に修復され舗装されてしまうだろう亀裂の運命に抗うべく、少女は意思的な退行を選んで時の流れに背を向けているのだろうか。
林加奈子の仕事の原点ともいえるサラエボでのアクションは、その後の彼女の世界に対する向き合い方を規定しているように思える。身ひとつで、機知とユーモアを武器に日常空間を変容させるその表現行為には、強引に現実をこじ開けるふてぶてしさもなければ、感情を逆なでするような戦略的な悪意もなく、ましてや観客を呼び止める雄弁もない。彼女の方法は、誰もが持っている幼児期の身体的な記憶を呼び覚ますようなきわめて単純な行為や所作を媒介に、過去と現在を接続する回路を作り出すことにある。そこでは五感を総動員するのではなくあえていくつかの感覚を遮断し、躍動するどころかむしろ抑制された行為でしか得られない世界との関係が探られる。それをあえて創造的な退行と呼んでみよう。
困難な現実を前に精神の土台が大きく揺らいだとき、ある種の退行は心身の安定を回復させる処方箋となろう。だが、同時にそれは林にとって、時間の奔流に逆らい、過去との濃密な対話を持続しようとする能動的な態度でもあるのだ。
アーティストトーク:2月18日(土)16時~17時
■シンポジウム「 成層/断層:再起動する美術」■
3月24日(土)17時~19時 予約不要
パネリスト:高橋瑞木、鈴木勝雄、田中正之+中井康之
この1年の出来事を踏まえ、2011企画「成層圏」を振り返りながら美術の行方を見つめます。
AD
スケジュール
2012年2月18日(土)〜2012年3月24日(土)
開館情報
時間
12:30 〜 19:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料
無料
会場
gallery αM
http://gallery-alpham.com/
住所
〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-4 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス 2F
地図アプリで見る
アクセス
東京メトロ有楽町線・南北線市ヶ谷駅6番出口より徒歩2分、都営新宿線市ヶ谷駅4番出口より徒歩3分、JR中央線・JR総武線市ヶ谷駅より徒歩3分
電話番号
03-5829-9109
関連画像
各画像をタップすると拡大表示します
#インスタレーション
一覧へ戻る
SHARE
AD
AD
...