Sansiao Gallery本展覧会は、日本家屋の庭で行われる性行為を描いた「庭いじり」、青い空を背景にした「西海岸」、幼い兄妹が車に轢かれる光景を描いた「キャー!! お兄ちゃん!!」などを含む新作で構成されます。5-6歳の頃から、ピアノの上で好きなだけ春画を模写していた原体験を持つ吉岡にとって、性行為は本能的な欲望、自然法則のひとつであり、美しく愛しい行為として存在しています。「筆を止めたくないから、流れの中で出てきたものを描きだす」という彼の制作姿勢は、てらいのない性の賛美や性的身体反応を背景に、ダイナミックなストロークと一筆描きのような迷いのない筆致によって、あからさまで、かつ愛しさあふれる快楽表現へと純化されていきます。善悪を兼ね備えた、避難場所にも殺人現場にもなり得る微妙な位置としての「コンビニ」を好んで描く吉岡の嗜好性は、地方都市のぼんやりとした平穏と狂気性を漂わせながら、画面全体を夢幻世界へと変容させるのです。「初期衝動のまま描き続けている」という吉岡の作品は、セックス=性と身近にある死生観が、ある種の短絡さをもって共存する心地よさを湛えています。
[画像: 「庭いじり」 2010, 910x1167mm, 35 7/8x46in., oil on canvas]
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