甲田千晴 「土の記憶 刻生」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 甲田千晴 「土の記憶 刻生」

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甲田千晴の作品は、乾いて風化したような土肌に、生長していく想像上の生物を組み合わせたような 不思議なオブジェです。ごつごつとした茶色の硬い襞を刻んだ塊から、植物の芽や貝の体を思わせる部 分が伸び、枝分かれしてフジツボのような断面を見せたり、古代生物のような表情をつくりだします。 特徴的な木肌のようなテクスチャーは、紐づくりで土を積み重ねることで、歳月や年輪をイメージしています。その膨らんだ造形からは、積層した時間や風化に加え、次の命を育み再生して巡る魂のようなもの が感じられます。空洞である内側には土の骨格があると考え、その力が充実して外に現れることを意識 したかたちだといいます。近作「枯鳥が空を飛ぶ日」では、木肌のテクスチャーから外へ出た部分が発展し、石膏に似た白くざら ざらした質感で全体が覆われてきました。縦に伸びるかたちが横へも広がることで、新しい世界が生まれ ています。甲田千晴は大学のデザイン科でセラミックを学び、工業製品とは別の自由な造形を求めて一人で制作 をはじめました。最初はつくりかたもわからず、本来上に積む土を下に向けて積んだり、試行錯誤しなが らかたちを追い求めました。その後、信楽陶芸の森や多治見の意匠研究所に進んで釉薬や技術を学び、 朝日陶芸展奨励賞、岡山県新進美術育成 I氏賞などを受賞。これまで中国、関西地方中心に積極的に 発表を続けています。今展は東京初個展になります。

アーティストトーク: 7月5日 (火) 18:30~19:00

[画像: 甲田千晴 「廻生」(2011) H26 x W20 × D15 cm]

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スケジュール

2011年07月05日 ~ 2011年08月01日

アーティスト

甲田千晴

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