PARCO MUSEUM TOKYO会場は、”思いを伝える”という行動から喚起される「心細さ」「高揚感」「切なさ」「感動」など8つの状態を、本展覧会のためにオリジナルで造作したインタラクティブなインスタレーションと、それを包み込むような書き下ろしのショートストーリーにより構成されており、訪れた人が再体験、再確認、できるようになっています。
たとえば、インスタレーションのひとつ、題名「心細い平均台」。
人が感謝の思い、本当の気持ち、謝罪の気持ちなどなど、大切な、あるいはふとした思いを伝えるとき、その、伝えるという行為において、わき起こる不安、心もとなさ、怖さ、を、「心細い平均台」というインスタレーションで表現します。展示された、心細い平均台は見るだけでも、心細く、伝えることの難しさ、そして反対に伝えられたときの喜び、奇跡を感じられるのですが、実際に、来館者にその平均台を渡っていただくことで、より、その実感を楽しんでもらえたらという狙いが作者にはあります。また、その様子を他の来館者が見る事もひとつのインスタレーションとして捉えられます。
そのように、全ての作品が、参加型の作品であり、子供から大人までが様々な関わりで楽しめる展示内容になっています。来館者が作品と交わることで作品が完成する、という性格のものもありますのでその現場をぜひ、目撃して頂きたいと思っております。
入り口から入って、様々な扉をくぐり、空間を経て、それはいくつかの物語のなかを主人公としてくぐり抜けるようなものでもあります。本を読む、映画を観る、芝居を観る、それらとは違った物語の楽しみ方が、ここにあります。
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