終了した展覧会・イベントです

笹井青依 「Quercus」

アンドーギャラリー
終了しました

アーティスト

笹井青依
笹井青依は1986年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修了。

2011年に国立新美術館で開催された東京五美術大学連合卒業・修了制作展では、不穏さを孕んだグレーの空間を背景に、風に靡く2本のユーモラスな形の木を描いた作品で注目を集めました。

笹井の作品に描かれるモチーフは、日常の中で実際に目にした光景に基づいています。新作「Laurales」は、幼少時代に訪れたアメリカでの記憶をもとに描かれました。高速道路を走行中に車窓から見えた、まるで「綿あめ」のような形の白っぽい木々。よく見ると、巨大な蜘蛛の巣が木全体を覆い尽くしていたのです。その奇妙な風景は今でも笹井の中に留まり続けています。また「Myrica」は、住宅街の民家の生垣がモチーフとなっています。外からの視線を遮るために家の周りを囲う木や、土地の境を示す生垣など、笹井の関心は人工的に植えられた樹木へと向けられています。

「自分と外の世界との境界みたいなもの、境目、そういうものがずっと自分の根底にある。」という笹井の言葉から推測されるように、描かれる木は「こちら側」と「向こう側」の狭間に立ち、何かを隔てるものの象徴として存在しているのです。
笹井にとって初めての個展となる本展では、150号のキャンバスに油彩で描かれた絵画6点と、ドローイング3点余りを展示いたします。

[画像: 笹井青依「Laurales」(2012) 油彩、キャンバス 181.8x227.3cm]

スケジュール

2012年6月5日(火)〜2012年8月11日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場アンドーギャラリー
http://www.andogallery.co.jp
住所〒135-0023 東京都江東区平野3-3-6
アクセス東京メトロ半蔵門線都営大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩12分、東京メトロ東西線木場駅3番出口より徒歩15分、都営新宿線菊川駅A4出口より徒歩16分
電話番号03-5620-2165
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します