GALLERY SPEAK FORトローンとしたゆるい笑顔と、とぼけた風体のカエルキャラ「かえる先生」。あえてアウトラインを曖昧にしたままの落書き調な筆致は、キャラクターらしくない、クライマックス感覚をオフにした新鮮なアプローチゆえ、逆に見る者の心に届き話題を集めつつあります。和洋いずれのテイストにも溶け込める柔軟性で、雑貨、アパレルやクッションなどへ今、急速に展開中。各地のイベント、オンラインショップでも好評を得ています。
その産みの親として知られるのが長場雄氏。ドローイングやペインティング、グラフィックデザインの手法を自在に使って、2D、3D、映像など様々な媒体を貫きリリースしていくスタイルは、グラフィティ・カルチャーのブレイクスルー感覚に溢れています。8年前、展覧会の準備で何気なく描いた「かえる先生」のラフスケッチが彼自身の心を捉え、様々なプロダクションやフリーペーパーでの4コマ漫画連載へと派生していきました。上から押しつけるキャラクターにはない、ストリートから芽生えてきたような成立背景もまた、常に男子のいたずらっぽさを絵の底辺に滲ませる長場氏らしい作法といえるでしょう。
今や長場氏のニックネームともなった、その「かえる先生」を、着想当初から現在に至るまでのアーカイブで振り返る初めての企画が本展です。過去のドローイング作品や4コマ漫画、グラフィック、クッションなどの作品を多数展示・販売する他、Tシャツや、がま口、ストラップ、スポークケースなど、現在入手できるほぼ全てのアイテムも一堂に紹介。「かえる先生」ファンにも、知らなかった人にも楽しめるピースフルな空間が構成されるでしょう。
[画像: 長場雄 「かえる先生といた夏」(2012)]
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