小笠原森 「陶 時の堆積」

LIXIL ギャラリー1 & 2

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森の開かれた空き地に、忽然と現われる遺跡のような土積みの円環、平原にぽつんと佇む蟻塚のようなレンガ壁の構築物。小笠原 森の作品は、ときに2mの高さに粘土を積み上げてつくられ、土の素朴で重厚な表情、やきものの硬質で端正な風情が、観る者に自然の壮大なイメージを連想させます。

屋外に展示されることも多く、青い空や緑の草の上に以前からそこにあったかのように調和して存在する風景は、伸びやかで親しく心地良く、小笠原の作品の特徴をよくあらわしています。

制作方法は、毎日帯状の土を積むことから始まります。作日積んだ上にトレースするように土を重ねて、ひとつの作品の制作時間は半年にも及びます。どんなかたちにするのか、ドローイングと土を積む作業を交互に繰り返しながら、やがて全体のかたちができたら、今度は大きさに限りある窯に入れて焼けるように、いくつもピースにも切断します。その数は多い時には数千個となり、小さなタイルのような破片を再構成して作品は完成します。

小笠原 森は多摩美術大学大学院で陶芸を学びました。子供が物の大きさを我が身に照らし合わせて計るように、小笠原も作品をイメージする時には等身大から考える癖があったと話します。やきもので作品をつくるようになって10数年、毎年数多くの展覧会に参加してきました。そこには展覧会を媒介にして観る人、つくる人、その他の人と無限に繋がっていく人の円環が生じています。今展では円環を縦に5点繋いだ有機的なかたちの迫力のある新作を発表します。

アーティスト・トーク: 6月8日(金)18:30~19:00

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スケジュール

2012年06月08日 ~ 2012年07月02日

アーティスト

小笠原森

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