「会田誠展:天才でごめんなさい」

森美術館

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1990年代初頭のデビューから 20年にわたる会田誠(1965年生まれ)の仕事では、美少女、日本、アメリカ、歴史、伝統、漫画、戦争、サラリーマン、美術、教育など、明治以降の近代化と戦後の高度経済成長を成し遂げた日本の社会や政治経済、そこから生まれた大衆文化や美術を取り巻く制度などに言及した題材が、批評的な視点とともに捉えられてきました。そこでは日本社会が無意識に共有してきた常識や慣習などがしばしば覆され、隠蔽されてきたタブーやコンプレックス、本音や矛盾が生々しく開示されます。そのために会田の作品は強烈な不快感と爽快感の双方を見る者に与え、他の追随を許さない独自の路線を歩んで来たといえるでしょう。会田の作品は技法的にも、油絵、日本画、彫刻、映像から漫画、パフォーマンスまで幅広く、ある作品では極めて高い技巧を披露したかと思えば、直後にそれら一切を否定するような振る舞いを見せます。この態度もまた会田の全体像を掴みにくくしてきた要因とも言えますが、同時に会田自身があえて秩序や分析、作家としての定型化を拒んできたことの顕われでもあるでしょう。その多面性や複雑さの全貌を明らかにせず、予測不可能性を保持したまま、会田はデビュー以来継続的に鮮烈な作品を発表しつづけ、近年では後進の世代にも大きな影響を与えています。森美術館で開催する「 会田誠展:天才でごめんなさい」は、会田の初期から最新作までを総覧できる初めての機会であり、美術館での初個展ともなります。美術も社会もエロもグロもすべてが複雑に絡み合った会田の世界観は、高い技術や特定のスタイルを持たないという意味で、タイトルにある「 天才 」という言葉に象徴されています。
会田の作家としての 20年は、日本がバブル経済崩壊後の長期的な低迷期を内向的に過ごしている間に、近隣アジア諸国の急速な近代化や経済成長、世界情勢の多文化化、グローバル化などが進行した時期とも重なりあいます。国際社会あるいはアジア諸国における日本の位置づけや役割が改めて強く問われている現在、会田がわれわれの眼前に提示する社会的タブー、形骸化した伝統、振り返られるべき歴史、芸術と大衆文化の共存といった文化的特異性に真摯に対峙することが、この国の未来を考えるうえで今まさに求められているのではないでしょうか。日本の近現代美術やその環境に言及しながら会田の作品を紐解いていくことは、日本社会や人々の心理の深層、日本の現代美術の複雑さを考える機会でもあると考えています。

[関連イベント]

シンポジウム
日本の美術史や社会史を参照しながら会田誠を考える「会田誠は天才か?」
日時: 2012年12月16日(日) 14:00〜16:00(開場13:30)
定員: 300名(要予約)
会場: アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
料金: 一般1,000円、MAMCメンバー無料
お申し込み: 2012年10月23日(火)の11:00よりお申し込み開始
* 日英同時通訳付

トーク・セッション
会田誠の芸術を、国際的な視点から考える「いかにすれば世界で最も偉大な芸術家になれるか」
出演: 会田 誠、デヴィッド・エリオット(キュレーター、ライター)、片岡真実( 森美術館チーフ・キュレーター)
日時: 2012年11月17日(土) 19:00-20:30(開場18:30)
定員: 80名(要予約)
会場: 森美術館展示室内
料金: 無料(要展覧会チケット)
お申し込み: 2012年10月23日(火)の11:00よりお申し込み開始
*日英同時通訳付

キュレータートーク
会田誠の世界を、日本の近現代社会と対比する「混沌の日本の会田誠」
出演: 片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
日時: 2012年11月30日(金) 19:00〜21:00(開場18:30)
定員: 80名(要予約)
会場: 森美術館展示室内
料金: 無料(要展覧会チケット)
お申し込み: 2012年10月23日(火)の11:00よりお申し込み開始
*日本語のみ

メディア

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詳細とダウンロード

スケジュール

2012年11月17日 ~ 2013年03月31日
1月1日 (火・祝 )は 22:00まで。3月23日(土)は、「六本木アートナイト 2013」開催に伴い翌朝6:00まで

アーティスト

会田誠

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Reviews

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A landmark exhibition for controversial artist Makoto Aida at Mori Art Museum

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Tokyo Art Map 連載企画 1-2月号

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voidchicken: (2012-12-06)

http://voidchicke.exblog.jp/19583499/
Makoto Aida's exhibition kicked off!

seina: (2012-12-07)

http://orinchan55.blog120.fc2.com/blog-entry-1154.html

上品にまとまってます。
会田さんの世界を知る最初の機会にオススメ。

cbliddell: (2013-01-04)

Sorry For Being A Genius

An exclusive interview with controversial artist Makoto Aida

"With Aida’s art, there are degrees of shock—possibly fifty shades, as there are obvious affinities with the sado-masochism of that best-selling novel. As testament to this, the exhibition has a curtained-off, adults-only room, a bit like the porno section of a DVD-rental shop. Cross that threshold to encounter some of Aida’s more extreme and sexually explicit artworks, like The Giant Member Fuji versus King Gidora (1993), an anime-style tentacle-rape scene, and his infamous Dog series (1996). This features naked, underage-looking girls, painted in a delicate and beautiful nihonga style, leashed like dogs with their limbs reduced to bleeding bandaged stumps—yet looking serenely happy."

Read more>> http://metropolis.co.jp/features/feature/sorry-for-being-a-genius/

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