Otherwise Gallery絵画を見るとき、人は何を見ているのでしょうか。そこに描かれるイメージを、例えば「人」や「花」と認識し、その後はストーリーを想像するか、自分の記憶 の中の何かと結びつけるか・・・。作品という形で提示された「答え」に至るプロセスを探り、「作品=答え」が最終着地点ということに安心感や納得を求め ているかのようです。 竹内の描くイメージは、何かの形状、文様、記号などを微かに連想させますが、いくら見てもやはりそのイメージ以外の何ものでもありません。丁寧に描か れた作品は、そのシンメトリーな正面性からとても寡黙な印象を持ち、「鏡を見るように」ただただ目の前に物質として存在するものを見つめることだけを要 求してきます。このときイメージは思考の最終着地点ではなく、見る者がその作品を通じて「至るべき地点」へ向かう為の出発点、もしくは問いかけとして 存在します。安易な根拠設定を拒み、見る者と作品という関係性以外存在していないという姿勢こそ饒舌で刹那的なイメージが溢れる今日に絵画が示 せる可能性なのかもしれません。
2010年から2年ぶりとなる新作展をこの機会にぜひご高覧くださいますようお願い申し上げます。
[画像: 「untitled』(2011) oil on canvas 41 x 41cm]
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