森万里子 「Infinite Renew」

エスパス ルイ・ヴィトン東京

poster for 森万里子 「Infinite Renew」

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会場に一歩踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのが、床から高い天井へと伸びる3本のスパイラルから成る彫刻『Infinite Energy(無限のエネルギー)』です。その光はエネルギーを象徴し、天井の鏡の中に吸い込まれていく姿は、まるでスパイラルが無限に空まで伸びているかのようです。それはエネルギーの果てしない再生であり、生のための再生力です。宇宙の96%が目に見えないエネルギーであることを思えば、人間という存在も、おそらくこの見えないエネルギーで構成されているはずです。森万里子は、この作品でエネルギーの視覚化を試みました。カメラとLEDディスプレイによってリアルタイムに周囲を読み取り、その人数に合わせて光が広がります。

彫刻シリーズ『Renew』(『Renew Sculpture I』、『Renew Sculpture II』)及び『Butterfly』は、輪廻を象徴するメビウスの帯の形を表現しています。生と死は繰り返し、メビウスの帯の無限ループのように果てしなく続きます。原初の粒子から多元宇宙まで、ありとあらゆる存在は再生を果たします。そこには始まりも終わりもありません。また『Butterfly』は、2013年ヴェネツィア・ビエンナーレの特別プロジェクトとして、フェニーチェ劇場で上演されたオペラ『蝶々夫人』で使用された舞台装置の模型でもあります。満たされない愛に絶望し、自らの生命を絶つという道を選んだマダムバタフライ。しかし、この彫刻はその肉体的な終焉ではなく、再び生まれ行く魂の運命を暗示しています。

もうひとつの彫刻作品『Birds』と映像作品『Ālaya』は、森万里子自身の個人的な体験や、他の作品が表わす「見えることのない何か」に関連しています。なお『Ālaya』は、ニューヨークにあるアートギャラリー、Japan Society Galleryにて開催される個展『Rebirth: Recent Work by Mariko Mori』にて、10月7日(月)から10月13日(日)までの期間限定で同時公開されます。日本とニューヨーク、それぞれの場所にて同時に映し出される同作品を通して、私たちは両都市をまたにかける森万里子のルーツを感じることができるでしょう。

本展『Infinite Renew (無限の再生)』は、目に見えないエネルギーの幾度とない再生を来場者に体験させます。私たちが根源的に求めてしまう「無限のエネルギー」を想起させる、終わりなく続いていく森万里子の世界をお楽しみください。

[画像: 森万里子「Infinite Energy I, II, III」 ©Louis Vuitton / Jérémie Souteyrat Courtesy of Espace Louis Vuitton Tokyo]

メディア

スケジュール

2013年09月28日 ~ 2014年01月05日
12月14日(土)~25日(水) 21:00まで延長、12月31日(火) 18:00まで、1月1日(水・祝) 休館、1月2日(木)~5日(日) 11:00~20:00

アーティスト

森万里子

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