Bunkamura ザ・ミュージアムアーティスト
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、ドッソ・ドッシ、ダーフィット・テニールス、レアンドロ・バッサーノ 他
美術の歴史のなかで、いつ頃、どのような過程を経て「風景画」が誕生したのかを問うてみるのは、大変興味深いことである。幸い、わが国の美術愛好家にもなじみ深いウィーン美術史美術館には重要な風景画が所蔵されているので、厳選された約70点の作品を本展で展示することによって、私たちの抱いている興味に答えることができる。よく知られているように、そのなかに人物を描くことのない純粋な「風景画」は、17世紀のオランダを中心とする文化圏で生みだされている。だがそれ以前にも、たとえば、イエス・キリストの降誕の場面の背景にそれを祝福する美しい風景が描き出されているし、聖母マリアが危難を避けてエジプトへと逃れる途上で、嬰児イエスを抱きつつひとときの休息をとる場面には、いかにも平穏な心休まる風景が描き出されている。本展は、風景画の誕生というドラマをたどりながら、個性豊かなそれぞれの「風景画」の中を、まるで旅するかのようにご覧いただくことのできる展覧会である。
[関連イベント]
「キャノン・ミュージアム・キャンバス」
日時: 10月5日
対象: 大学生
入場: 無料
※入館の際、学生証をご提示ください。
講演会「色で綴る日本の暦」
日時: 9月14日19:30~
講師: 吉岡幸雄
参加費: 無料
※要予約
講演会「風景画の誕生のドラマ - 月暦画(カレンダー)の世界を中心に - 」
日時: 9月30日19:30~
講師: 木島俊介
参加費: 無料
※要予約
講演会 「ウィーンの朝と昼と夜」
日時: 10月14日 19:30~
講師: 池内紀
「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」展開催記念トークイベント
美術ジャーナリストの藤原えりみと、Bunkamuraザ・ミュージアム学芸員・廣川暁生が、本展出品の作品などをもとに「風景画」誕生の秘密を語り合います。
日時: 11月30日(月) 20:00~22:00(19:30開場)
登壇者: 藤原えりみ(美術ジャーナリスト)、廣川暁生(Bunkamuraザ・ミュージアム学芸員)
場所:本屋B&B
参加費:2,000円(1ドリンクつき) ※要申込
※関連イベントは公式ホームページをご確認ください。
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