「茶碗の中の宇宙 - 樂家一子相伝の芸術」展

東京国立近代美術館

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茶碗の中の宇宙とは、全ての装飾や美しい形を捨て、手捏ねによる成形でさらに土を削ぎ落としながら造形を完成させていった茶碗を用い、その茶碗によって引き起こされる無限の世界、正しく宇宙のように果てしなく広い有機的空間のことと捉えています。つまり、一服の茶を点てます。相手は、その茶を飲みます。その行為により二人の関係の全てが茶碗の中を巡ります。その茶碗の中を見つめながらの人間の思いは、他に想像もできないほどの大きく深い意味を有し、まさに宇宙と呼ぶべき無限の世界が広がるのです。
今から450年前、長次郎という人物によって創造された樂茶碗は、一子相伝という形態で現在まで続いています。一子相伝とは、技芸や学問などの秘伝や奥義を、自分の子の一人だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないことであり、一子は、文字通り実子でなくても代を継ぐ一人の子であり、相伝とは代々伝えることです。
この様な考え方で、長年制作が続けられている樂焼は、長い伝統を有していますが、しかし、それらは伝統という言葉では片付けられない不連続の連続であるといえます。長次郎からはじまり15代を数える各々の代では、当代が「現代」という中で試行錯誤し創作が続いています。
本展では、現代からの視点で初代長次郎はじめ歴代の「今―現代」を見ることにより一子相伝の中の現代性を考察するものです。正しく伝統や伝承ではない不連続の連続によって生み出された樂焼の芸術をご覧いただけます。
[関連イベント]
1、特別茶会 | 美大学生の若い茶人さんたちによる茶会。
日時: 3月25日(土)・26日(日)・4月1日(土)各日とも午前の部11:00~、午後の部14:00~(各先着100名)
場所: 東京国立近代美術館 前庭(野外)
協力: 武蔵野美術大学 茶乃会、多摩美術大学 茶道研究會
参加費: 無料
2、記念講演会
第一回 十五代 樂吉左衞門
テーマ: 長次郎と樂歴代の流れ 展覧会作品解説を中心に
日時: 3月14日(火)会場13:00 開演13:30 終演予定15:00
場所: 東京国立近代美術館 B1 講堂
第二回 十五代 樂吉左衞門
テーマ: 長次郎の現在性、現代から見た樂茶碗の世界
日時: 4月1日(土)開場13:00 開演13:30 終演予定15:00
場所:東京国立近代美術館 B1 講堂
3、対談
⑴近藤誠一(元文化庁長官)×十五代 樂吉左衞門
日時: 3月26日(日)開場10:30 開演11:00 終演予定12:20
※当日10:00より美術館1階受付にて入場整理券を配付。
⑵中村桂子(JT生命誌研究館 館長)×十五代 樂吉左衞門
日時: 3月27日(月)
開場14:00 開演14:30 終演予定16:00
⑴、⑵共に場所:東京国立近代美術館 B1 講堂
※先着140名。
※要当日観覧券。
4、十五代 樂吉左衞門 サイン会(先着100名)
日時: 3月14日(火)、4月1日(土)15:00~
場所: 東京国立近代美術館 B1 講堂

メディア

スケジュール

2017年03月14日 ~ 2017年05月21日

アーティスト

十五代樂吉左衞門

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