刈谷博 「ひとつの/そして/無数に遍在する/それ It Is All About The One Piece, And Millions of Others」

ミヅマアートギャラリー(市ヶ谷)

poster for 刈谷博 「ひとつの/そして/無数に遍在する/それ It Is All About The One Piece, And Millions of Others」
[画像: 刈谷博 「用既存線描画/毎五粒目任意進路選択一握93粒の景」 (2016) カリフォルニア産白豆小粒、透明接着剤、アクリル板、オペークインク、コピー用紙 21×21cm]

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刈谷は、長年をかけて「経」をテーマに作品を制作しています。一日一握りの種子(豆粒)に「the now is」いう3つの言葉を書き込んでいくという今回の作品「種子経」は、1984年から制作が開始され、途中で何度か中断しながらも続けられてきました。その量は現在までに凡そ25年分になると言います。彼独自の経である「the now is」という言葉について刈谷は、「the now is」とはbe here nowではない。時空間的でのここ/あそこ/これ/あれといった限定のそれではない。では何か?という問いのルーツという。朝、目がさめると云うことが「それ」なのだ、生を「また」「繰り返し」「学べ」なの「である」。その繰り返しが写経すると云うことなのだろう。私には「その現在なり」を「だが、しかし、そうではない」を繰り返すお経が「the now is」
を「楽しめよ」という音波として伝わる。目を覚まし、生き始めたらその波動を楽しめや、と。刈谷の写経は、刹那としての「今」を確認する作業ではなく、「今」とは「在」ること、輪廻転生がその内で続いていることを体現しています。祈りそのものといえる彼の作品は、明日何が起こるかわからない世界で生きる私たちに、切実さを持って響くのではないでしょうか。刈谷にとって祈りとは、「無数に偏在することごとくの、そしてひとつの、宇宙の均衡」だと言います。

メディア

スケジュール

2018年01月13日 ~ 2018年02月10日

アーティスト

刈谷博

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