風間サチコ 「ディスリンピア2680」

原爆の図 丸木美術館

poster for 風間サチコ 「ディスリンピア2680」
[画像: 風間サチコ、2017年 水性顔料ペン、油性ラッカー、アルミ箔、襖 177 x 337 cm ]

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風間サチコは、徹底した独自のリサーチをもとに、主に木版画による漫画風のナンセンスな表現で、現在・未来につながる歴史の暗部を彫り起こすアーティストです。そのユーモアと鋭い社会批評眼を感じさせる作品は、近年、国内外で高く注目されています。今回発表する新作《ディスリンピック2680》は、優生思想の歪(いびつ)さに着目した風間が、構想期間4年をかけて戦前からの関係資料を収集しリサーチを続け、優生思想の持つディストピア的な理想の国家のイメージを、今まで制作した作品で最大という縦2.4m、横6.4mの巨大な木版画で表現しました。1940年―皇紀2600年に制定された「国民優生法」、同じくその年に開催される予定だった幻の東京オリンピック。そしてその80年後に開催される2020年東京オリンピック。過去と未来の国家的イベントに思いを馳せながら、作品では架空の都市・ディスリンピアにて、近い未来に開催されるであろうオリンピック「ディスリンピック2680」の開幕式典が、虚実入り乱れたスタジアムを舞台に、皮肉とユーモアを交えて描かれます。健康至上主義の祝祭と人類淘汰の地獄を、鋭く木版に刻んだ新作にご期待ください。また、ロサンゼルスオリンピックにおける馬術競技の金メダリストで、のちに硫黄島で戦死した悲劇のヒーロー西竹一と、近代オリンピックの象徴、近代五種のイメージが合体した機械化男爵「近代五種麿」を描いた《決闘!硫黄島(近代五種麿参上)》、精神論の先行した体育教育と軍隊を、アルミホイルを貼った襖に描き、鍛えれば勝利する(夢はかなう)という幻想を表現した《人間富嶽》も展示します。

[関連イベント]
特別対談「過去、そして未来 - 幻の東京オリンピックをめぐって」
日時: 6月9日(土) 午後2時15分 参加自由(入館料別途)
出演: 風間サチコ、安冨歩(東京大学東洋文化研究所教授)
『満洲 暴走―隠された構造』や『原発危機と「東大話法」』などの著書があり、「女性装の大学教授」としても知られる安冨歩さんをお招きし、オリンピックに象徴される「健全さ」がもたらす社会の生き難さについて、風間サチコさんとの対談を行います。

メディア

スケジュール

2018年04月28日 ~ 2018年07月08日

アーティスト

風間サチコ

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