ジェームス・ウェリング 「New Photographs」

2月25日まで(*3月4日までに会期延長)、初台のワコウ・ワークス・オブ・アートでジェームス・ウェリングの新作展が行われている。彼は、抽象写真から風景写真まで様々な作風を試みてきたと言うが、新作「Flowers」シリーズは植物をモチーフとした美しい色彩のフォトグラムであり、非常に親しみやすい印象を与える。

poster for James Welling

ジェームス・ウェリング 「New Photographs」

六本木、赤坂エリアにある
ワコウ・ワークス・オブ・アートにて
このイベントは終了しました。 - (2006-01-18 - 2006-03-04)

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In レビュー by 橋本 誠 2006-02-19 print

フォトグラムというのは、カメラを用いず印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法により制作された写真作品のことを言う。個人的には、シュルレアリスムの試みのひとつとしてマン・レイが制作していた一連の作品(レイヨグラフと言われていた)をすぐ想像してしまうのだが、ウェリングの作品は、作家の思惑を半ば離れて自動生成された作品というよりはむしろ、巧みに造形や色彩を操り構成したものと言えるであろう。プリントは光の7原色で行ったというが、赤・黄系統の柔らかい色彩と、フォトグラムとしては驚くほど繊細に得られた濃淡が非常に美しい。

展覧会のタイトルは大胆にも「New Photographs」とされているが、それを裏切らない、新しくも成熟した試みであった。

Makoto Hashimoto

Makoto Hashimoto. 1981年東京都生まれ。横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業。 ギャラリー勤務を経て、2005年よりフリーのアートプロデューサーとして活動。2009年より、東京文化発信プロジェクト「東京アートポイント計画」プログラムオフィサーとして財団法人東京都歴史文化財団に所属している。 主な企画に都市との対話(BankART Studio NYK/2007)、The House「気配の部屋」(日本ホームズ住宅展示場/2008)、KOTOBUKIクリエイティブアクション(横浜・寿町エリア/2008~)など。TABの他にポータルサイト 「REALTOKYO」「ARTiT」、雑誌「BT/美術手帖」「美術の窓」などでもアート関連記事を執筆している。 展覧会のお知らせや業務依頼はhashimon0413[AT]gmail.comまでお気軽にどうぞ。 [ブログ] ≫ 他の記事

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