「magical art life - あるコレクターの世界」展

業界では著名なコレクターの方が保有する、現代美術コレクションを集めた展覧会。まずはその展示数に圧倒される。ドローイング、ペインティングなどの平面、マルチプルなど立体作品が種類別に分けられて、展示室の壁を埋め尽くしている。

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「magical art life - あるコレクターの世界」展

にある
トーキョーワンダーサイト・渋谷にて
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メインの展示室では、ペインティングの大きな作品が中心に扱われていたが、正に「壁を埋め尽くす」様に、中には他の作品と重ねられるようにして並べられていて圧巻。ライティングは暗く、怪しく点滅しているので決して個々の作品を鑑賞するのには適した展示方法ではないが、コレクターの倉庫を探訪しているかのような雰囲気味わえた。確かに、コレクターによる展覧会であれば、美術館やギャラリーと同じような見せ方をすることばかりが正解ではない。作品は既に「我が物」であるから、ちょっとくらい強引な展示方法をしてもきっと大抵の作家は許してくれるだろうし、変にかしこまって「陳列」されるよりも面白いはずだ。

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一方で、マルチプルなど小品の立体が集められた展示室ではライティング自体はしっかりとされており、展示の資料で作品と作家名を照らし合わせながらゆっくりと楽しむ。ここにも著名な作家の名前が並ぶが、作品は美術館やギャラリーではなかなか展示されていない類のものが多い。

なぜなら、その多くが「展示するため」というよりは、「コレクションするため」に制作された作品だからだ。例えばギャラリーでは、必ずしも展示している作品だけを販売しているわけではなく、それとは別に、より小さく持ち帰りやすい作品や、コレクターのための特別な作品を扱っている。

というわけで、トーキョーワンダーサイトには、我々一般人がなかなか見る機会のない類の作品が、大量に展示されています。コレクター気分を味わいたい方は、迷わず渋谷へ!

Makoto Hashimoto

Makoto Hashimoto. 1981年東京都生まれ。横浜国立大学マルチメディア文化課程卒業。ギャラリー勤務を経て、フリーのアートプロデューサーとして活動している。主な企画展にReading Room (BankART Studio NYK/2005年)、都市との対話(BankART Studio NYK/2007年)、The House「気配の部屋」(日本ホームズ住宅展示場/2008年)など。2006年11月より横浜ベイクォーター内 「ギャラリーBOX」の作品展示をP3 art and environmentの芹沢高志と共に企画・制作。また、TABの他にポータルサイト「AllAbout アート・美術展」 「REALTOKYO」、雑誌「BT/美術手帖」「ARTiT」「美術の窓」などでもアート関連記事を執筆している。 展覧会のお知らせや業務依頼はhashimoto[AT]diacity.netまでお気軽にどうぞ。 ≫ 他の記事

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