Ever Is Over All (1997) audio video installation私が初めてピピロッティ リストの作品を観たのは、1997年のベネチアビエンナーレ。《Ever Is Over All》は、無邪気さと残酷さが混ざったようなビデオインスタレーションで、私はいっぺんでピピロッティ リストの作品が気に入りました。今回も《Ever Is Over All》は展示されており、久しぶりに同じような衝撃を受けました。ピピロッティ リストの作品は、どれも生々しくも可愛らしいです。そして、私たちを湿度のある妄想力の世界に浸してくれます。
Apple Tree Innocent on Diamond Hill 'Apfelbaum unschuldig auf dem Diamantenhügel' (2003) video installation《Apple Tree Innocent on Diamond Hill<Apfelbaum unschuldig auf dem Diamantenhügel>》は、モビールタイプの作品。吊り下げられたプラスチックのパッケージ(商品の透明プラスチック容器)たちに淡い映像が投影され、その反射が壁面をクラゲのように漂います。その透明で淡いクラゲの中に、観客である私たちの影だけがハッキリと黒く存在しています。