十和田市現代美術館がオープン

西沢立衛による建築設計、 ナンジョウアンドアソシエイツによるアートプロデュースで注目される美術館が、2008年4月26日十和田市街地の一角に開館

In フォトレポート by Makoto Hashimoto 2008-04-27

敷地内に大小の展示室が半独立した空間として点在、それらがガラスの廊下でつながれたつくりで各所に22のコミッションワークが設置されています。写真手前は街路に向って大きく開放的なガラス面を持つ休憩スペース。モノクロの壁画はポール・モリソンによるもの。休憩スペースの内部。床には十和田市の伝統工芸である南部裂織をモチーフにしたマイケル・リンの作品。全体的に館内からは外部の都市空間を、外部の都市空間からは美術館の内部の様子を感じとることができる開放的なつくりが特徴。建物を取り囲む芝生広場には、街路から気軽にアクセスできる。写真中央は美術館前の「官庁街通り」とも縁のある馬と季節の花をモチーフにしたチェ・ジョンファの作品ハキリアリを巨大化させた椿昇の作品には、強烈なメッセージが込められている。展示室をつなぐガラス通路館内の中庭。オノ・ヨーコの《念願の木》などが設置されている。建築と一体化した森北伸の作品2Fの展示室をつなぐ中空のブリッジ3Fの屋上から。手前が企画展示室1、右手が休憩スペース、奥が市民活動スペースにあたる。エントランス。床面はジム・ランピーの作品。ロン・ミュエクの巨大彫刻バルーンを用いたトマス・サラセーノの作品。内部に入り、宙を漂うような体験ができる。階段室もカラフル。フェデリコ・エレーロの作品。エレベーターの内部にも「手を触れないで」のサインが。山極満博は館内外各所に作品を仕掛けている。企画展示室では開館記念オノ・ヨーコ展を開催4月25日に開催されたレセプションには16名のアーティストが出席建築について語る西沢立衛夜はガラスの通路が光で浮き上がるかのように見える高橋匡太のライトアートにより表情を変える外壁

美術館オープン後も沿道にストリートファニチャーを設置するなど整備は継続、Arts Towadaとして東北新幹線が延線して来る2010年の春に全体の完成が予定されている。

Makoto Hashimoto

Makoto Hashimoto. 1981年東京都生まれ。横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業。 ギャラリー勤務を経て、2005年よりフリーのアートプロデューサーとして活動をはじめる。2009〜2012年、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)にて「東京アートポイント計画」の立ち上げを担当。都内のまちなかを舞台にした官民恊働型文化事業の推進や、アートプロジェクトの担い手育成に努める。 2012年より再びフリーのアートプロデューサーとして、様々なプロジェクトのプロデュースや企画制作、ツール(ウェブサイト、印刷物等)のディレクションを手がけている。「Tokyo Art Research Lab」事務局長/コーディネーター。 主な企画に都市との対話(BankART Studio NYK/2007)、The House「気配の部屋」(日本ホームズ住宅展示場/2008)、KOTOBUKIクリエイティブアクション(横浜・寿町エリア/2008~)など。 共著に「キュレーターになる!」(フィルムアート/2009)、「アートプラットフォーム」(美学出版/2010)、「これからのアートマネジメント」(フィルムアート/2011)など。 TABやポータルサイト 「REALTOKYO」「ARTiT」、雑誌「BT/美術手帖」「美術の窓」などでの執筆経験もあり。 展覧会のお知らせや業務依頼はhashimon0413[AT]gmail.comまでお気軽にどうぞ。 [ブログ] ≫ 他の記事

コメント

Instagram

人気記事

TABlogのそれぞれの記事は著者個人の文責によるものであり、その雇用主、Tokyo Art Beat、NPO法人GADAGOの見解、意向を示すものではありません。

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2020) - About - Contact - Privacy - Terms of Use