アートバーゼル香港で宮島達男が大型光インスタレーション作品

【Art Beat News】全長490mのビルに、人生の軌跡をカウントダウンで表現

In Art Beat News by Art Beat News 2016-03-21

国際的に著名な日本人アーティストである宮島達男が、アジア最大のアートフェア「アートバーゼル香港」にて、新作となる大型光インスタレーション作品《Time Waterfall》を発表する。3月21日から26日まで毎晩、香港の象徴として九龍ハーバーフロントに位置する全長490mのインターナショナル・コマース・センター (ICC) 正面に投影される。

本作品は「今を生きる」という精神(ēthos)を通して、人間の生涯における永遠の輝きを表現するもの。1から9までの数字がICCビルの前面を滝のように流れ落ちる。それぞれサイズも流れるスピードも異なる、絶え間ないカウントダウンは人生を象徴し、また光が消えることで表現されるゼロは死を暗喩している。

本作品は宮島の作品においてはシグネチャーとも言えるLEDライトカウンターを使用し、彼の作品における3つの基本概念 「Keep Changing」「Connect with Everything」、そして「Continue Forever」 を表現。またゼロが表示されないのは、仏教における「空(くう)」(Sunya)を意味しており、Void(空間・無限)やnon-existence(非存在)を象っている。抽象的で概念的シンボルとしての数字を使用することは宮島氏の普遍的な言語になっており、作品が国際的に理解され、かつ評価されている所以でもある。

アートバーゼル香港2014での《HOTO》


昨年のハイライト

この作品は香港コンベンション&エキシビションセンターを含む、香港の多くの場所から見ることが可能。特にお薦めの鑑賞スポットは、添馬公園(Tamar Park)と中山紀念公園(Sun Yat Sen Memorial Park)、そしてIFCモール内、Podium 3、4のテラスなど。

執筆:中井千尋 編集:岡徳之

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