小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーが入居する「complex665」が六本木に誕生!

10月21日(金)よりそれぞれのギャラリーアーティストによる新作・未発表作品で構成するこけら落としの展示が一斉スタート

In Art Beat News Main Article 1 by Art Beat News 2016-09-15

小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーが、六本木に新たに建設されたビル「complex665」に新スペースをオープンする。
2016年10月21日(金)より、上記3ギャラリーが一斉にこけら落としの展示をスタートさせる。

complex665は、それぞれのスペースの内装設計を別々の建築家が務めることでも話題になっている。
2Fの小山登美夫ギャラリーはムトカ建築事務所、2階をシェアするシュウゴアーツは青木淳建築計画事務所、3Fのタカ・イシイギャラリーと1Fビューイングルームのタカ・イシイギャラリーオフィスは、同じく1Fにオフィスを構えるブロードビーンが設計、テラスの植栽をセコイア・ワークスが担当する。

また、complex665のロゴはグラフィックデザイナーでありアートユニット「Nerhol」としても活動する田中義久のデザイン。「665という架空のアーティストが自身の作品にサインをするとしたら?そんなコンセプトで今回のロゴをデザインしました。日本の現代美術を牽引する個性豊かな3ギャラリーをはじめ、complex665に集う各社が共につながり・上昇する、そんなロゴが出来上がったのではないかと思います」と述べている。

《complex665》

近年のコンテンポラリーアートを牽引してきた六本木の立地

complex665の立地は、美術館やギャラリーが多数集結する文化発信地区六本木。

OTA FINE ARTS、WAKO WORKS OF ART、ロンドンギャラリー、YKG / Yutaka Kikutake Gallery、ZEN FOTO GALLERYが入居するピラミデビルの隣りの通りに建つ。GALLERY MoMo Projectsとも近く、徒歩で行き来できる。

六本木は、2003年の六本木ヒルズの開業を皮切りに、森美術館、国立新美術館、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHTといった、東京を代表する多彩な美術館が続々と開館。
また美術館だけでなく、かつてOTA FINE ARTS、TARO NASU、GALLERY MIN MIN、ヴァイスフェルト(レントゲンヴェルケ)、magical, ARTROOM、TRAUMARISが入居し、 六本木において最先端のアートシーンを作ってきたコンプレックスが2008年2月末にクローズしたあとも、ギャラリー発信によるコンテンポラリーアートの活気が衰えることがない。

国内外のアートファンが足を運ぶ個性豊かな実力派のギャラリーが点在し、東京のアートシーンを語る上で欠かせない街となっているが、今回のcomplex665のオープンによって、さらにスケールアップした文化発信地として新たな変遷を遂げることになる。

complex665に入居する3ギャラリーは、これまでもそれぞれ異なる個性と得意分野を持ちながら互いに刺激し合い、国内外のアートシーンにおいて活動の場を広げてきた。そして、この街をさらにアートを中心とした文化発信の場=アート地区(アートディストリクト)として、成熟した場所にしたいと考えているという。

10月21日(金)より始まるこけら落としでは、ギャラリーアーティストによる新作および未発表作品の展示を3ギャラリー全てにおいて行う。国内外で活躍する彼らの「現在」を展示する本展とともに、新たなアートシーンを繰り出すこの街の進化に期待したい。

《Light of》

小山登美夫ギャラリー:蜷川実花「Light of」(10/21〜12/3)

小山登美夫ギャラリーは、写真家の蜷川実花の個展「Light of」を開催する。本展で展示される「Light of」シリーズは、花火や野外フェスにおける暗闇で煌めく光を画面から溢れんばかりに捉え、その場にいる人々の一瞬の閃光を享受する熱気や欲望をも窺い知れるような、力強く鮮烈な作品。
一方で、光が明るいほど色彩は輝くが光が強い程影もまた濃く出るように、蜷川は光の世界に隣り合わせの暗闇にも敏感に反応する。complex665でのオープニング展覧会にふさわしい視覚的な鮮やかと、刹那な美を止めようとする衝動、それを通して永遠なるものに触れようとする作家自身の視点を観る者に強く印象づける。

《Unnamed #27》

シュウゴアーツ:小林正人「Thrice Upon A Time」(10/21〜12/4)

80年代半ば以降の日本の芸術における、最も独創的な成果は何かということを念頭において美術に携わってきたシュウゴアーツは、「ギャラリー的冒険」をテーマにこれまでの慣習に捉われず、より一層エキサイティングな数々のプログラムに挑戦する。
建築家・青木淳の設計よる「原っぱ」的ギャラリーでは展覧会の度にアーティストと共に空間全体を作り上げることで、真にクリエイティブな場としての進化を続ける。その第一弾として、絵画における最大の冒険者として支持される小林正人の新作展を披露する。

《How to DISappear in America: The Museical》

タカ・イシイギャラリー:「Inaugural Exhibition: MOVED」(10/21〜11/19)

参加作家:荒川医、荒木経惟、トーマス・デマンド、エルムグリーン&ドラッグセット、ルーク・ファウラー、マリオ・ガルシア・トレス、五木田智央、畠山直哉、法貴信也、伊藤存、木村友紀、クサナギシンペイ、前田征紀、森山大道、村瀬恭子、シルケ・オットー・ナップ、スターリング・ルビー、竹村京、登山博文、ケリス・ウィン・エヴァンス

タカ・イシイギャラリーは、ギャラリーアーティスト20名によるグループ展「Inaugural Exhibition: MOVED」を開催する。日本写真界の巨匠から近年の現代美術を牽引する欧米作家、50年代の前衛芸術精神を継承するパフォーマンス・アーティストなど、国内外の作家の新作が一堂に会する。

《VERT. RED.》

10月開催の六本木アートナイトにも参加

また、小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーは六本木アートナイトへの参加も決定。21日(金)、22日(土)は3ギャラリーすべてが営業時間を21:00まで延長する。

当日は小山登美夫ギャラリーが蜷川実花のサイン付き写真集「Light of」の販売のほか、シュウゴアーツでは21日に青木淳(建築家)×小林正人によるトークイベントの開催が予定されている。詳細はHPにて掲載。
 

■complex665 概要
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6丁目5番24号
3F:タカ・イシイギャラリー(03-6434-7010 / http://takaishiigallery.com
2F:小山登美夫ギャラリー(03-6434-7225 / http://tomiokoyamagallery.com
2F:シュウゴアーツ(03-6447-2234 / http://shugoarts.com
1F:タカ・イシイギャラリーオフィス、ブロードビーン(03-3263-8990 / http://broadbean.jp
用途:商業施設
延床面積:約943平米(約285坪)
建物内の天井高:3.5m(3F, 2F), 2.5m(1F)
営業時間:火〜土 11:00〜19:00(シュウゴアーツのみ日曜日も営業 [12:00〜18:00] )

Text: Kyo Yoshida

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